定評のあるクーロメトリー方式により固体、液体、気体中の全塩素と全硫黄を低濃度から高濃度まで簡単・迅速に測定できます。塩素測定セットでは測定モードの切替で全有機ハロゲン(AOX)測定が可能です。石油化学プラント・化学メーカー・材料メーカーなどの多くの業種で活躍しています。
※液体サンプルチェンジャーと組合わせた場合
- Cl:JIS K 2170、JPI 5S-64-02、ASTM D4929、D5808、D6721、D7457
- S: JIS K 2240、K 2541-2、ASTM D3120、D3246、D3961
- AOX:ISO 9560、US EPA 9020
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特長
- 目的に応じたシステム構成
ユニットの追加や交換が容易なシステムです。
- Windows®による優れた操作性、機能の向上
2000シリーズは共通のPCアプリケーションソフトウェア ”NSX-2100”が付属されており、同一の操作性で測定できます。
- オートボートコントローラーによる迅速分析
試料ボート搬送用のオートボートコントローラーは、”ティーチング”機能を搭載しています。
未知試料の試し燃焼にパワーを発揮します。
- 分割炉によるメンテナンス性の向上
横型炉にも分割炉を採用しています。左右の装置を動かさずに反応管のメンテナンスが可能です。
標準仕様
モデル |
塩素・硫黄分析装置 |
全有機ハロゲン分析装置 |
Total Sulfur/Chlorine Analyzer |
Total Organic Halogen Analyzer |
対象試料 |
液体、固体および気体*1 |
分析方法 |
酸化分解-電量滴定 |
検出法 |
酸化還元電位(電極による電位差検出) |
電気炉 |
開閉式、2分割方式 (試料注入部と反応部の温度を個別に設定可能)、最高温度 1100℃
|
検出電極 |
塩素測定:銀電極、硫黄測定:白金電極 |
AOX:銀電極 |
測定範囲 |
0.01~50μg(Cl)、0.02~50μg(S)
(通常の試料:1100℃以下で燃焼可能かつ妨害のない試料) |
0.1~50μg(Cl)
(通常の試料:1100℃以下で燃焼可能かつ妨害のない試料) |
試料量 |
液体:100μL以下、固体:30 mg以下 |
液体*2: 10~200 mL |
測定精度
|
濃度
(μg/mL)
|
試料量
(μL) |
Cl |
S |
回収率
(%) |
RSD
(%) |
回収率
(%) |
RSD
(%) |
50
10
5 |
40
40
40 |
90~105
75~105
75~105 |
< 3
< 5
<10 |
65~85
60~85
60~80 |
< 3
< 5
< 8 |
標準試料 Cl:2,4-ジニトロクロロベンゼン/トルエン溶液、
S:ジブチルジスルフィド/トルエン溶液
|
濃度
(ng/mL)
|
試料量
(mL) |
AOX |
回収率
(%) |
RSD
(%) |
100
10 |
20
100 |
95~105
80~120 |
< 3
<10
|
標準試料 AOX: 2,4,6-トリクロロフェノール溶液
|
測定時間 |
10分以内/件 (2μg測定時)*3 |
使用ガス |
アルゴン:純度99.98%以上、0.3±0.1 MPa
酸素:純度99.7%以上、0.3±0.1 MPa |
電源 |
HF-210 AC100/115/230/240V、50/60Hz、1,000VA
MCD-210 AC100/115/230/240V、50/60Hz、150VA |
寸法・質量 |
HF-210 約320(W)×430(D)×500(H)mm、約25kg
MCD-210 約220(W)×375(D)×500(H)mm、約14kg |
*1 気体試料測定の場合はオプションのガスインジェクター(GI-210、GI-220)が必要です。
*2 オプションの吸着装置使用時。
*3 測定時間は試料の絶対量に依存します。
*4 装置制御およびデータ処理用にパソコンとプリンターが付属します。
*5 パソコンおよびプリンターにつきましては、仕様が変更になる場合があります。
※記載の社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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オプション
ABC-210,ASC-270LS,GI-220,GI-210のいずれかは必須オプションです。
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