お知らせ
RCF使用製品に関するお知らせ
ご注意(リフラクトリーセラミックファイバーについて)
労働安全衛生法施行令の一部改正にともない、リフラクトリーセラミックファイバー
(以下、RCFと略記)が、特定化学物質障害予防規則(特化則)に規定される特別管理物質かつ特定化学物質の管理第二類物質として規制されることなりました。
弊社製品につきましては電気炉を中心に、一部の製品にRCFを使用しております。
使用状況は、下表をご参照ください。
装置 | シリーズ名 | 装置型式 | RCF部分 |
水分計 | CA/KF-100シリーズ | VA-124S | ヒーター断熱材がRCF |
CA/KF-200シリーズ | VA-121 | 電気炉を覆っているウールがRCF(断熱材はレンガ) | |
VA-122 | 電気炉を覆っているウールがRCF(断熱材はレンガ) | ||
VA-200 | ネサガラス両側の断熱板にRCFを使用 | ||
VA-230 | RCF不使用 | ||
VA-236S | RCF不使用 | ||
元素計 | NSX-100シリーズ AQF-100シリーズ |
AQF-100 | 電気炉の断熱部位がRCF |
POX-100 | 断熱材がRCF | ||
TN-100(減圧/常圧) | 電気炉の断熱部位とオゾンスクラバー筒内両端がRCF、2017/8以降のオゾンスクラバーはRCFを使用していません。 | ||
TN-110 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TOX-100 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TRU-100 | 加熱部カバー内壁の断熱材がRCF | ||
TS-100 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TS-100V | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TS-300/TCL-100 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
NSX-2100シリーズ AQF-2100シリーズ |
GI-210 | サンプル注入口ヒーター回り ※S/N:D8JA0261よりRCF不使用 | |
GI-220 | サンプル注入口ヒーター回り ※S/N:D8KA0769よりRCF不使用 | ||
GI-250 | RCF不使用 | ||
GI-260 | RCF不使用 | ||
HF-210 | 電気炉の断熱部位・電気炉入口リングがRCF | ||
HF-230 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
MCD-210 | RCF不使用 | ||
ND-210 | オゾンスクラバー筒内両端がRCF、2017/8以降の製品はRCFを使用していません。 | ||
PF-220 | プレヒーター部位に装着している断熱リングがRCF | ||
TRU-210 | 加熱部カバー内壁の断熱材がRCF | ||
VF-210 | 電気炉の断熱部位・電気炉上部遮蔽板(半月形状)がRCF | ||
NSX-5000シリーズ | GI-510 | RCF不使用 | |
GI-520 | RCF不使用 | ||
MCD-500 | RCF不使用 | ||
ND-500 | RCF不使用 | ||
TRU-500 | 加熱部カバー内壁の断熱材がRCF | ||
VF-500 | 電気炉の断熱部位・電気炉上部遮蔽板(半月形状)がRCF | ||
その他 | AOX-200 | 電気炉の断熱部位がRCF | |
DTN-300V | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
ND-30 | RCF不使用 | ||
QF-02 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TOC-300V/310V | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
TOX-300 | 電気炉の断熱部位がRCF | ||
その他 | DS-5000 | ヒーター断熱材がRCF ※S/N:G3M20018よりRCF不使用 | |
DS-5100 | RCF不使用 |
上記製品中に使用されておりますRCFは、いずれも成形品あるいは飛散防止対策が施されており、
通常ご使用いただく条件におきましては、法規上の適用除外作業となります。
ただし、分解、解体等RCFが飛散すると想定される作業を実施する場合には、規制の対象となりますので、ご注意ください。
なお、特化則で規定される健康障害予防措置としては、主として、次の通りです。
1)局所排気装置の設置
2)作業主任者の選任
3)掲示、作業記録の保管(30年)等、特別管理物質としての措置
4)関係者以外立入禁止の措置
5)作業環境測定の措置
6)健康診断の実施
7)清掃
RCFの組成、危険有害性、作業時の注意事項に関する概要を以下に記載致します。
詳細につきましては、SDSを御参照下さい。SDSにつきましては、弊社営業にお申し付け下さい。
RCF組成・成分情報
主成分:Al2O3:30~60%, SiO2:40~60%, ZrO2:0~20%
*成形品につきましては、飛散防止処理等を目的に、バインダー等が5~15%程度含まれます。
労働安全衛生法通知対象物質 314
PRTR法 非該当
CAS NO 142844-00-6
RCF安定性
不燃性
危険有害性要約
1.成形品及び飛散防止処理が施されたもの
・通常の取り扱いでは有害性はない。
・加工を施す作業時には、非成形品と同様の有害性。
2.非成形品
・発がん性のおそれの疑い(IARC 2B)。
・眼、皮膚などに触れたとき、一過性の機械的刺激が生じる可能性。
・長期にわたる、又は、反復暴露による呼吸器系の障害。
作業時の注意事項
(成形品の加工を施す作業、及び、非成形品を取り扱う作業)
・使用時に飲食又は喫煙をしない。
・排気等を行い、粉じんの吸入を最小限にすること。
・保護手袋を着用すること。
・呼吸用保護具を着用すること。
・取扱い後はよく手を洗うこと。