お知らせ
水分測定も可能な滴定装置を新発売
この度、新機能を搭載した自動滴定装置GT-310を新開発し販売を開始いたします
2021年6月より新しい機能が追加となりました。
- テスト滴定:未知サンプルを測定する際に自動で測定パラメーターを作成することができます。初めて装置を使用する方でも経験豊富な分析者と同じく、適切なパラメーターを用いて分析することが可能です。
- 連結滴定:複数の滴定を連続して実施することが可能です。最大9連結まで可能です。
製品特長
先行発売し好評を博しているカールフィッシャー水分計CA‐310のコントローラー部分(マルチコントローラー)を共有することで、1台のコントローラーで水分測定や電位差滴定など複数の分析が同時に行え、予め試料をサンプルチェンジャー(MST マルチサンプルタイトレーター)にセットしておけば、自動で測定を開始し、無人でデータの出力まで終了。コロナ禍で実験室の密を避ける事が可能になります。
また製薬業界で求められるGMP対応機能を内蔵、生データを含む全てのデータをリアルタイムで装置本体の内蔵メモリに保存するなど監査証跡、データインテグリティ対応がパソコン無しで可能となりました。
特長は下記の通りです。
- 先行販売している水分計CA‐310と組合せて最大4チャンネル同時測定が可能
- パソコン無しでデータインテグリティ対応が可能
- 自動pH校正が可能
- ビュレット吐出分解能1μLを実現
- 無線接続により測定部のみをドラフト内に設置も可能
- PCへの自動データ出力可能(テキスト、PDFデータ)
化学工業、石油精製、石油化学、医薬・化粧品、食品、メッキ、半導体など幅広い分野の研究開発部門や品質管理部門への展開を図ってまいります。
製品仕様
滴定の種類 | 電位差滴定(中和,酸化還元,キレート,沈澱) 分極・電導度滴定(オプション) |
検出範囲 | pH:0~14 +2000mV~ー2000mV |
終点検出 | テスト滴定、
一般滴定 (変曲点・設定電位・変曲点/設定電位・交点検出) 石油中和価-公定法/慣用法、等 |
ファイル数 | サンプル名:99件、ブランク値:99件 ファクター:99件、アクション:99件 |
ビュレットの正確さ |
20 mL ± 0.02mL |
分解能/最小滴下量 |
0.001 mL |
保存データ数 |
9,999件 |
GMP対応機能 |
バリデーション(電極検査,吐出量検査,測定検査),pH校正の 履歴表示,パスワード付きの使用者登録機能 |
電源・消費電力 | AC 100~240 V 50/60 Hz 100VA |
外形寸法・重量 |
MC :約245(W)×160(D)×215(H)mm 2.0kg STR:約110(W)×165(D)×415(H)mm 5.5kg BRT:約127(W)×378(D)×260(H)mm 1.2kg |