全有機炭素分析装置
湿式UV酸化方式全有機炭素分析装置 QbD1200+

QbD1200は1回の試料注入でIC(無機炭素)とTOCを逐次測定する方法のため、IC測定に起因する測定誤差
を極力抑えることができます。そのためppbオーダの高感度化を実現しました。また、高価な白金触媒など
を使用しない湿式酸化方式のためランニングコストが安価です。
更に、製薬用水に必要な日米の分析法バリデーションなどの国際規格に対応しております。
FDA 21 CFR part 11、ICH Q2B、USP<643>、EP<2.2.44>、JP16<2.59>、IP、CP、KP、US EPA 5310c
スタンドアローンでデータインテグリティに対応
パソコンや外部ソフトウェアを必要とせず、装置本体の内蔵ソフトウェアに『監査証跡の記録や既読管理』『ログインユーザーの管理』『データのバックアップとリストア』など、データインテグリティ対応に必要な機能が搭載されております。
また、GMP運用をより効率的に実施する為の補助機能として、バリデーションやメンテナンスの計画と履歴の管理機能などを有しており、製薬企業の皆様をサポート致します。
高感度分析と安定測定が可能
高感度NDIRと清浄バイアル瓶の使用により、ppbオーダーの測定が安定して実施できます。
また、酸化剤や標準液などの試薬も独自に調整・管理したものを供給できますので安定した測定が可能です。
大型カラータッチパネルの採用
10.4インチ大型カラータッチパネルによる高い操作性やシンプルさを追求、初期設定・測定など全ての操作ステップを大幅に簡素化パソコン不要でスタンドアロンでの運用が可能です。
測定値の信頼性
最大64本まで測定可能なオートサンプラーを提供。
また、きれいに洗浄されたガラスバイアル容器を用いてコンタミネーションによる測定誤差の可能性を極力排除します。
検量線の自動作成
1つの標準試薬を用いて自動希釈後、5ポイントで検量線を自動作成します。さらにカスタムキャリブレーション機能により、任意に調製した標準試薬濃度で校正可能となります。上水試験方法にも適合します。
酸化方式 |
湿式UV酸化方式
|
---|---|
検出方式 | NDIR検出 |
測定レンジ | 1.2ppb~100ppm(検出限界 0.4ppb) |
測定時間 | 6~10分 ※試料量と測定条件に依存します。 |
表示 | 10.4インチ 高精細カラータッチスクリーン |
検体数 | 最大 64本 40mLガラスバイアル瓶 |
使用ガス |
CO2 フリーガス(N2 純度 99.99%以上 または 空気、除湿要)
|
電 源 | 本体:AC100~240V 約600VA サンプルチェンジャー:AC100~240V 約200VA |
寸法・質量 |
本体:約 320(W)×507(D)×410(H)mm 約10kg サンプルチェンジャー:約 366(W)×537(D)×457(H)mm 約21kg |