プロセス測定装置
オンライン TOC/TP/TN計 Bio Tector B7000

従来の酸化方式と異なり、二段階湿式酸化方式では希釈や、濾過、除塩など一切の前処理を必要としません。そして、サンプルラインの目詰まりや内部パーツの腐食にも悩まされません。
二段階湿式酸化方式ではサンプル中の塩分に影響されない「ヒドロキシル・ラジカル」と呼ばれる非常に強力な酸化剤を使用します。
TOC高濃度測定
最高100,000ppmまで希釈不要。最大φ2mmの固形粒子までフィルター無しで測定が行えます。自動レンジ切り替え機能により、サンプル濃度の変動に追従し、濃度の違う複数流路(最大6ch)も安定して連続測定を行えます。
多種多様な装置構成
オプションでTN(全窒素)/ TP(全リン)測定にも対応しTNはTOC測定完了時に反応処理は終わっているので測定のみ。TPは 8分程度の追加処理と測定時間がかかりますが、その時間は同時並行で次のTOC測定を行いますので、約10分間隔でTOC/TN/TPの全測定が行えます。
メンテナンスフリー
高い塩濃度やカルシウムを多量に含んだ環境にも対応し、測定毎に自動でセルフクリーニングを行う為バクテリア等の発生や高粘度の油脂類の付着も抑えメンテナンスフリーを実現しました。
通常メンテナンス:
■試薬の補充 1回/月
■校正及び定期交換部品 1回/半年
セルフクリーニング機能
分析が終わったサンプル分解液はpH2程度の酸性を保ったまま、貯蔵槽へ蓄えられます。次回の測定を行う前に、蓄えられたサンプル分解液は洗浄液として内部流路とサンプルチューブを逆送され、セルフクリーニングを実行します。
これにより、サンプルチューブに付着した油脂類や、バクテリア等の分解・殺菌が行われ、サンプルの流路は常にクリーンな状態が保たれます。

測定項目 | TP |
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測定原理 | 湿式二段階酸化方式+加熱・加水分解 |
検出方式 | 吸光光度法(485 nm 紫外光) |
測定レンジ |
最大:0-4,250mg/L~1,440-42,500mg/L 最小:0-11mg/L~7-108mg/L |
測定流路 | 最大で3流路(オプション) |
サンプル水量 | 0.02~10ml |
電源電圧/消費電力
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AC 115 V(60 Hz) –AC 230 V(50 Hz)/max 300 W |
寸法・質量 | 約 1,250(1,500,1,750)(H)×750(W)×320(D)mm 約90~120kg |
測定項目 | TN |
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測定原理 | 湿式二段階酸化方式(ヒドロキシル・ラジカル) |
検出方式 | 吸光光度法(217 nm 紫外光) |
測定レンジ |
最大:0-6,750mg/L~480-20,000mg/L 最小:0-19mg/L~2-55mg/L |
測定流路 | 最大で6流路(オプション) |
サンプル水量 | 0.02~10ml |
電源電圧/消費電力
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AC 115 V(60 Hz) –AC 230 V(50 Hz)/max 300 W |
寸法・質量 | 約 1,250(1,500,1,750)(H)×750(W)×320(D)mm 約90~120kg |