カールフィッシャー水分測定装置(水分計)

カールフィッシャー水分計の選び方

水分測定装置と試薬選び*1

1. 測定したい試料・測定法(電量法または容量法)を選びます。
    (同時に使用するカールフィッシャー試薬も選べます。)



2. 測定方法の説明
   A. 水分測定法(電量滴定法) 目安:予定水分量が1%以下
   B. 水分測定法(容量滴定法) 目安:予定水分量が1%以上



3.  装置(本体)選び
   (1.で測定試薬を選んだ場合は、以下の①~⑫に該当します。)

サンプルの予定水分量が1%以下で、液体または気体サンプルを滴定フラスコへ直接注入(サンプルがカールフィッシャー試薬に溶ける)する場合
①一般試料、②アミン類、③ケトン類・低カルボン酸中の水分
CA-310型
電量法水分計
サンプルの予定水分量が1%以上で、液体または気体サンプルを滴定フラスコへ直接注入(サンプルがカールフィッシャー試薬に溶ける)する場合
(⑤一般試料、⑥アミン類、⑦石油製品・油類(潤滑油・グリース・タールはオプションを参照)、⑧糖類・調味料、⑨ケトン類、⑩アルデヒド)中の水分
CA-310型
容量法水分計

 



4. オプション選び (装置・機能)

サンプルが固体または粉体試料でフラスコへ直接入れられない場合
④、⑪固体・粉体(水分気化法)中の水分 VA-310型 水分気化装置
VA-236S型 自動水分気化装置 33検体
④、⑪固体・粉体(水分気化法)中の水分
(バイアルビンタイプの気化装置)
VA-230型 水分気化装置
VA-236S型 自動水分気化装置 33検体
④、⑪固体・粉体(水分気化法)で高温燃焼が必要なサンプル
鉄鉱石、鉱石、粘土、金属酸化物、無機塩類中の水分
VA-122型 鉄鉱石用
VA-121型 高温用

 

サンプルが潤滑油・グリース・タールなど、粘り気がある場合
⑦石油製品・油類(潤滑油・グリース・タールの場合)中の水分 VA-210型
潤滑油用

 

試薬の交換を半自動化したい場合*2

試薬の給・排液ユニット  CA31SD(CA-310オプション)

2チャンネルモード(2CH)*3 (CA-310型には気化装置VA-300またはVA-236S型を付属できます。)
サンプル点数が多くて、同時に測定したい場合

CA-310電量法
または
CA-310容量法

サンプルの種類が多く電量法と容量法を計りたい場合 CA-310電量法+容量法
いろいろなサンプルを、同時に測定したい場合
(組み合わせによって多種サンプルの同時測定が可能)
CA-310電量法+容量法
または
CA-310電量法+電量法
または
CA-310容量法+容量法

 


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