窒素・硫黄・ハロゲン測定装置(元素計)
微量塩素・硫黄分析装置 TCL-5000V

定評のあるクーロメトリー方式により液体・気体中の微量の塩素と硫黄を簡単・迅速に測定できます。石油化学プラント・化学メーカー・材料メーカーなどの多くの業種で活躍しています。
- Cl: JIS K 2170、JPI 5S-64-02、ASTM D4929、D5808、D7457
- S: JIS K 2240、K 2541-2、ASTM D3120、D3246、D3961
自動シリンジ内希釈システム
検量線試料(原液)と希釈溶媒をそれぞれ適量、バイアル瓶に入れてセットしておくだけで、希釈作業の熟練度に関係なく、シリンジ内にて正確に自動希釈を行います。250μL容量のマイクロシリンジを使用し、最大100倍まで希釈可能。予め検量線用試料を調整する必要がなく、測定に必要な量だけ使用するため、廃液を削減、環境負荷低減と低ランニングコストを実現しています。(ASC-550L使用時)
監査証跡機能
操作した内容がすべて履歴として記録されます。
アドバンストモードにて履歴を閲覧することができます。
ユーザーフレンドリーなPCソフト
ラボ用途から製品の品質管理まで、幅広くご使用頂けるよう新たにシンプルモードとアドバンストモードを用意、目的に応じて選択戴き操作性を更に向上させました。
スケジュール管理機能
「ヒーターON」から「ガス遮断」まで、一連の操作を自動化します。また2つの異なる燃焼温度の条件をスケジュールの中で設定し、昇温、降温も連続で実施、自動化が更に進化致しました。
ユーザー管理機能
3レベルのログイン権限を設定することができます。ユーザー毎に測定条件の設定や操作を一部制限し、容易に変更や削除ができないよう、運用管理の強化を支援します。
目的に応じたシステム構成 ユニットの追加や交換が容易なシステムです。他の検出器を追加することで測定項目を増やすことができます。 |
Windows®による優れた操作性、機能の向上 5000シリーズは共通のPCアプリケーションソフトウェア ”NSX-5000”が付属されており、同一の操作性で測定できます。 |
液体サンプルチェンジャーによる迅速分析 |
分割炉の採用による容易なメンテナンス 反応管周りはガラスボールジョイントを採用し、メンテナンス後の組立もワンタッチになりました。 |
モデル | 塩素分析装置 | 硫黄分析装置 |
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対象試料 | 液体および気体 | |
分析方法 | 酸化分解-電量滴定 | |
電気炉 | 開閉式、2分割方式 (試料注入部と反応部の温度を個別に設定可能)、最高温度 1100℃ | |
検出電極 | 塩素測定:銀電極 | 硫黄測定:白金電極 |
測定範囲 | 0.05~1,000μg/mL (通常の試料:1100℃以下で燃焼可能かつ妨害のない試料) |
0.1~1,000 μg/mL (通常の試料:1100℃以下で燃焼可能かつ妨害のない試料) |
試料量 | オプション装置によって異なります。オプション装置の注入量をご確認ください。*2 | |
測定時間 | 10分以内/件(2μg測定時)*2 | |
使用ガス | アルゴン:純度99.98%以上、0.3±0.1 MPa 酸素:純度99.7%以上、0.3±0.1 MPa |
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電源 | VF-500 AC100/115/230/240V、50/60Hz、1,000VA MCD-500 AC100/115/230/240V、50/60Hz、150VA |
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寸法・質量 | VF-500 約500(W)×430(D)×500(H)mm、約35kg MCD-500 約220(W)×375(D)×500(H)mm、約14kg |
*1 測定には液体サンプラー(ASC-550L)が必要です。
*2 測定時間は試料の採取量と測定条件に依存します。
*3 装置制御およびデータ処理用にWindowsパソコンとプリンターが付属します。
*4 パソコンおよびプリンターにつきましては、仕様が変更になる場合があります。
※記載の社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。