窒素・硫黄・ハロゲン測定装置(元素計)

微量硫黄分析装置 TS-5000H

微量硫黄分析装置 TS-5000H 横型炉

自動車の排気ガスに含まれる硫黄酸化物は、酸性雨などの原因となり、環境負荷へ直接つながります。また再生油などリサイクル製品では、臭気による生活への悪影響などもあり、石油製品や有機溶剤中の硫黄化合物を低減し、管理していく必要があります。微量硫黄分析装置TS-5000Hはこれら材料中の硫黄を迅速かつ全自動で測定できます。

硫黄:酸化分解・紫外蛍光法 JIS K 2240、K 2541-6、ASTM D5453、D6667、D7183、D7551、ISO 20846
窒素:酸化分解・化学発光法 JIS K 2609、ASTM D4629、D5762、D6069、D7184

ユーザーフレンドリーなPCソフト

ラボ用途から製品の品質管理まで、幅広くご使用頂けるよう新たにシンプルモードとアドバンストモードを用意、目的に応じて選択戴き操作性を更に向上させました。

オートボートコントローラーによる迅速分析

適切にプログラムされた動作でサンプルボートを電気炉へ自動導入することで、不完全燃焼を防ぐとともに、迅速な測定が可能となります。最適なプログラムは試料により異なりますが、ティーチング機能により新規プログラムも容易に作成可能です。

使用ガス流量の自動制

酸素・アルゴンガスがパソコンからの設定で常に安定した流量に制御されます。また、測定終了時の自動ガス遮断も可能となり、ガス使用量を削減できます。

再解析機能


測定後にチャートを見ながらピーク幅を任意に修正可能です。波形データを簡単に最適化することができます。


監査証跡機能


操作した内容がすべて履歴として記録されます。
アドバンストモードにて履歴を閲覧することができます。

スケジュール管理機能

「ヒーターON」から「ガス遮断」まで、一連の操作を自動化します。また2つの異なる燃焼温度の条件をスケジュールの中で設定し、昇温、降温も連続で実施、自動化が更に進化致しました。

容易なメンテナンス

燃焼部の前面に扉を配置し、開閉式電気炉を採用したことにより反応管の装脱着やメンテナンスが容易です。


硫黄・窒素同時測定


定評のある化学発光法の窒素検出器を接続することにより、一回の試料注入で高感度な硫黄と窒素の同時測定が可能です。



オートボートコントローラー ABC-500

液体/固体用オートサンプルチェンジャー ASC-570LS

窒素検出器 ND-500

試料ボート



モデル 微量硫黄分析装置 TS-5000H
対象試料 石油および石炭化学製品中の硫黄化合物
分析方法 酸化分解-紫外蛍光法
電気炉 開閉式、2分割方式 (試料注入部と反応部の温度を個別に設定可能)
最高温度 1,100℃
測定範囲

固体:0.1~10,000 μg/g
液体:0.05~10,000 μg/mL

測定レンジ 二段切り替え (低濃度レンジ、高濃度レンジ)
試料量 固体:1~100 mg、  液体:1~100 μL
測定時間 約3分/1件 (測定時間は試料の採取量と測定条件に依存します)
測定精度
濃度
(μg/mL)
試料量
(μL)

RSD (%)
n=5

0.1 40 25
0.5 40 10
1 40 8
10 10 5
50 10 3
●ジブチルジスルフィド/トルエン標準液測定時
使用ガス

アルゴン:純度99.98%以上、0.3±0.1 MPa

酸素:純度99.7%以上、0.3±0.1 MPa

電 源 HF-500:AC 100V、50/60Hz 1100VA
SD-500:AC 100V、50/60Hz 150VA
寸法・質量 HF-500:約320(W)×430(D)×500(H)mm、約25kg
SD-500:約220(W)×375(D)×500(H)mm、約21kg

※ 装置制御およびデータ処理用にパソコンとプリンターが付属します。
※ パソコンおよぴプリンターにつきましては、仕様が変更になる場合があります。
※ 試料導入装置としてオートボートコントローラー機能の付いたオプション装置が必要です。


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